人の感情は科学なんかじゃわからないと思うかもしれませんが、心の動き(感情)は体内で分泌される物質の種類や量によって変化しています。
心の動きのキーとなるものは「ストレス」。ストレスの度合いによって、考えやすいことや考えにくいことがあります。今回は「マインドフルネス」と自分自身のストレス度合いをうまく調節して上手に物事を考える秘訣を共有します。
ストレスの度合いによって考えやすいこと
そういう時って、全然集中できないですよね。考えてもわからないから考えるのを辞める。
人はストレスがかかっているほど目の前のことに集中しやすくなって
ストレスが少ないほど先のことに集中しやすくなります。
ストレス度合いによって集中しやすいことに変化が起きる理由は、分泌されるホルモンに秘密があります。危機的状況でストレスがめちゃくちゃかかると思いますが、そんな時に遠い将来のことなんて考えてられないですよね。例えば落ちたら死ぬって状況や、おなかが痛くてたまらないけどトイレが空いていないときに、週末はどこへ行こうかななんてことに集中できません。
生死が伴う状況であればすごくわかりやすいのですが、仕事は死ぬリスクは低いけどストレスがかかっている状況が多いので頭では「そんなに危険じゃない」と思ってしまい、将来のことを考えられない自分を責めてしまうことが起こりやすいです。
ストレスはこう使おう
目の前のことに集中したいときは、自分にとって適度な負荷をかけることで集中しやすくなり頭もまっすぐそのことを考えられるようになります。適度な負荷の例は、手を抜いたら厳しくなるかもって思うくらいです。人によってさまざまなので、是非見つけて活用しましょう。
先のことに集中したいときは、落ち着ける場所でなるべくストレスを心身からそぎ落とした状態で、お気に入りの音楽をかけたりしながら、紙に先のことについて書きまくります。
人が落ち着きやすい場所の例は水辺(海辺)がおススメです。森林浴よりも科学的にはストレス軽減に効果的です。詳細はこちらの記事参照
ストレスは思考に影響を与えます。では、先のことに集中したいけどストレスがたまりすぎて大変な場合はどうしたらよいのか、ここで「マインドフルネス」が活きてきます。
思考をクリアにするマインドフルネス
「マインド」「フルネス」という言葉のイメージに引っ張られて好ましくないことを考えられた場合は、マインドフルネスは、ラインのチャット履歴を消すイメージに変えましょう。
ストレス満載の頭の中を、マインドフルネスを使ってクリアにして頭をすっきりに
このご時世は人の頭の中はとっ散らかった状態です。とにかく情報量が多い世の中のため、頭に情報が入りつづけてしまいぐちゃぐちゃになります。
情報量が多すぎてストレスまみれにると、目の前のことに集中しやすくなるならよかったのですが、多すぎて頭の中が整理できず動かすことが出来ません。
マインドフルネスによって、頭の中をフラットな状態に整地して目の前のことや先のことに集中しやすくなる土台を作ることが可能です。
実体験含むマインドフルネスで得られるメリットは、
・やりたいことに気づきやすくなる
・疲れにくくなる
・疲れが取れやすくなる
・くよくよしにくくなる
・集中しやすくなる
・本当にやるべきことに気づきやすくなる
・視野は広がりやすくなる
マインドフルネスのやり方について
こんな質問がよくあるのですが、マインドフルネスはやり方というよりは状態です
頭のなかをクリアにする方法をした結果→クリア(マインドフルネス)な状態
頭の中をクリアにする方法
①落ち着ける場所に移る
②座って姿勢を正す(姿勢の正し方についてはこちら
③目を閉じて呼吸をするだけの生き物になる
④雑念がわいてくるのを確認する
⑤雑念を放置する
⑥呼吸するだけの生き物に戻る
もしかしたら非科学的なことをしていると思うかもしれませんが、実はとても科学的です。
マインドフルネスと検索するとサジェストでIT大企業関連が出てくるくらいです。あたまをクリアにする方法はいろいろあるので、実際に本を読んでみるのもありかも。
自己分析がはかどらない人はどうする?
自分のことを考えるときってこれは目の前のことを考えているのか、先のことを考えているのかよくわからないかもしれません。どっちも含んでいます。
<自己分析が捗らないときは>
・目の前のことに気になっていることが他にある場合はそれをいったん終わらせる
ゲームで言うセーブみたいな感覚でOK、人はキリのいい所で中断するとやっていたことの記憶が薄れるので、キリのいい所でいったん止めておくのは効果的です。
・頭をクリアにする方法を試してから自己分析を行う
自己分析は目の前のことでもあるし先のことでもあるので、頭をクリアにしておきます
最後に
ここまでお読みくださりありがとうございました。
何か考え事をするときは、自分のストレス度合いによって考えやすいことが変わります。
直近のことを考えたいときは、負荷をかけて考えると良い
例「いつまでに○○を終わらないといけない」
例「失敗したらXXする」
先のことを考えたいときは、できるだけリラックスした状態だと進む
おススメなのは紙とペンを使って書きまくること。
次回は先のことを考える際に使える書きまくるタイプのマインドフルネス講座をお伝えします。これやるとめちゃくちゃ楽しいだけじゃなく実のある時間を作れます。