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ビジネス書の読書、こう読んでいませんか?
多くの方がこんな読み方をしていると思います。
・最初からさいごまで通して読む
・ネタバレを避けて本を読む
・いろんな本を読みとおす
・読了!を目指して読む
実はこの読み方は、小説向きなんです。そのため、ビジネス書を読んでも内容が頭に入らないし読み切れないってことがよく起こります。間違いではないものの、適切でない読み方をしたばっかりにせっかく本を読む気になっても、「お金を出してビジネス書を買っても無駄にした、自分には向いてない」って思ってしまいます。これらは多くの場合が勘違で、読み方をアレンジするだけで格段に理解度も仕事に生かせる度合いも変わります。
教養は「人」「本」「旅」から身に着けるといいますが、本を読めない人ほど、この読書方法をマスターしたほうが良いと思います。なぜかというと人から学ぶ際にも有用な考え方がこの読書法に詰まっているからです。
読み方を知るためには、この本↓がかなりおススメですが、”本の読み方を知るために本を読まなければならない”ので、エッセンスを搾り取りつつ本には載っていない脳科学的な要素も加えてビジネス本の読書法をお伝えいたします!
2つのお勧め読書法+心と頭を使って読むのがコツ
読書の仕方は4つに分けることが出来ます。4つの読み方は目的によって変えたり組み合わせることで、活きる知識を身に着ける読書ができます。
ということで、ビジネス書を読む際におすすめの方法2つと具体的な読み方を紹介し、次に残りの2つを紹介していきます。ちなみに速読も紹介しますが、速読しなくてもはやく深く意味を理解して本を読むことが出来ますのでご安心ください。
おすすめ1.大人の通読をする(心で読む編)
大人の通読とは:(通読自体は最初から最後までよむこと)
読み切る期間と読むタイミングを決める。
目次で各章の内容を想像し、自分にとって大事そうなところにあたりをつける。
へえーっておもったところをページに残しながら、後戻りせず読み進める。
大人だから自分で決めた期間内によむ。
一発で理解できなくても問題ないと思える心の余裕をもつ。
大人になったらビジネス書は小説と同じように読むのではなく、メモや線を引きながら読むのです!
小説に比べてビジネス書はストーリー性がない本が多いため、最初から最後まで読んでも、書いてある内容を頭の中でイメージしづらくモヤモヤします。
買ったから汚したくない気持ちもわかりますが、人は思考するか心が動いたことしか記憶しませんから、驚いたことや心に残った分に線を引いたりメモを残す必要があるのです。メモを残している間に頭が勝手に情報を整理するので理解度が高まります。
人は健全な動機よりも、ちょっと汚れた動機に基づいて行動したほうが面白みを持って続けやすいので、「あの人に言いたくなるような文を見つけたら線を引く」感覚で取り組むとあの人に行った時の様子を想像することによって心も使うし実際に言えばアウトプットにもなり一石二鳥です。
おすすめ2.大人の重読(頭を使って読む編)
大人の重読とは:(重読は何度も読み返すこと)
読む量ではなく、どれだけ学べるかをターゲットにする。
自分の専門分野又は好奇心が反応する本を論理だてながら読む。
論理だてたこと、読んで学んだことを別の分野のことに当てはめてみる。
ひらめきをメモする。
同じ本を何度も読み返すことで人は理解度をどんどん高めていきますが、ただ読むだけではなく独自のエッセンスを加えて大人の重読を解説します。
記憶により強くのこし、かつ実際に仕事やプライベートで使えるようにするには、心を使うほかに脳を働かせる(想像させる)ことが肝要です。人の脳は右脳と左脳に分けられていて、今のところは左脳が計算・右脳が想像を担当していることになっております。脳のいろんなところを使うとそれだけ記憶のかけら(ニューロン)が作られます。
重読を応用して、人の公演中に計画を立てると捗ります。ひとのセミナーを聞いている学者は会場でこれをやっているそう。
今までは本を読むときは文字を追って読んでいたと思いますが、大人の重読では読みながら実際の生活や仕事の課題にどう生かせるかを想像し論理だてながら読み進めていきます。ロジックを組むことによって左脳が働きますから、読解が進みます。あっているかどうかは気にせず自分なりにロジックを組み立てることが大事です。
人間意味のないことは頭に入らないです。例えば知らない人の誕生日なんてすぐ忘れます。ロジック立てて自分の生活のどこかに当てはめることよって読むビジネス書が身近になり、「頭に入らない」を防ぎつつ有意義な読書ができるのです。
アクセンチュアの人の具体的な読書の進め方
この進め方で読むことで、速読しなくても本をテンポよく読み進めることが可能。重読もしやすくなります。
1.目次に目を通す
2.内容の配置を理解し、結論が書いてある章を見つける
3.結論を先に読む
4.本の要約を読む
5.書評を読む
残り2つの読書法紹介:目的に合わせて使いこなす!
ここまで1文でまとめます。おすすめ1心で読み、おすすめ2頭を使って読むことで理解力が増し、プロと渡り合える教養が身につく。
読書法3.速読
一般的に速読は訓練が必要です。ある論文では速読は意味ないって主張してたものがありましたが、真実かどうかは不明です。
訓練しない人の速読目的は、自分にとって必要な情報を素早く手に入れることです。
読む前から何を知りたいか決めて、不要な部分は読まないことでスピードを上げて知識を得ることが可能です。表面的な知識が増えますが、注意点は人に簡単に説明できるレベルの理解は得られないです。速読をきっかけに情報をどんどん膨らませていきましょう。
読書法4.普通の通読
大人の通読じゃない、最初から最後まで通して読む読書法。小説向き。
最後に:本を読むべき理由
何故多くの先輩方が本を読めというのか、
その理由は、冒頭ででてきた教養は「人」「本」「旅」から身に着けることにあります。
人、本、旅、の中で本が最も効率よくしかも手っ取り早いからおすすめされています。
例えばメモの取り方をshowroomの社長から直接教えてもらうとしたら限られた方にしかできないです。しかし、本でならいつでもどこでも学ぶことが出来るのです。また、本の中でなら時代も場所も行けるし誰からでも教えてもらうことが可能なんです。
それでも中には本が合わない方もいらっしゃいます。脳の作りでそういう性質があるのです。そんな方は大人の読書の仕方を通じて、心と頭の両方を使って「人」と「旅」から学んでいってくだされば、まるでポケモンのがくしゅうそうちのように経験値がどんどん手に入り、出来なかったことの背中に指が触れるようになっていきます。
本当にやりたいことや、なりたい自分を目指すとしたら、
何をたくさん知ったかということ以上に何をどれだけ学んだか、生き様が大事な気がします。知識は深めれば深めるほど、頭の中でいろんな知識を組み合わせて課題に活用できるようになっています。自分にできないことは他人に任せて、大人の読書法を身に着けてあなたしか目指せない素敵な100年時代を過ごしていってください。