「自己分析が出来ない」と悩む方について考えさせられる機会があったので、それをきっかけに記事を書きました。
自分が何なのか分からない、やりたいことが見つからない
↓
自己分析したい
↓
上手くいかない→もういや
世の中、自己分析の手段はたくさんありますが、どれをやってもうまくいかないし意味ないって思った経験があるとしたら、それは根本的に欠けている2つの部分があることを示しています。自分自身とは一生付き合っていくので、このことを知っておかなければいつまでたっても解決せずモヤモヤしたまま過ごすことになります。
今回は自己分析について知っておきたい根本的な部分2つを紹介しつつ、具体例と解決策付きでお届けします。
目次
自己分析できない原因はこの2つ!
根本的な部分とは、<課題認識>と<課題設定>の2つです。これらが誤ったままなのが原因です。自己分析をする際に目的は不問ですが、この2つだけは絶対にどうにかしないといけません。特に<課題認識>。
<課題認識>が間違ったままだとどうなる?
本当に見つめるべきこと(課題)をスルーしていると、上手くいかないことになります。
本当に見つめるべきことをスルーしている状況は例えばこんな感じ。
相談者「家のお風呂に水を流しているのにいつまでたっても水がたまらないんです。栓がないから水の勢いをつよくしているんですけど」
あなた「水の勢いは足りていますか?」
本当に見つめるべきはきっと「水の勢いより」は「栓がない」ことですよね。
ボケにボケで返すのは、課題認識をあえて不十分に返す高度な切り返しです。人生に笑いは必要だと思いますが、なんでも適材適所です。こんな返答してくれる人はきっと素敵ですが、見つめるべきことを見つめないといつまで経っても自分の望んだ結果にならないので<課題認識>しましょう!
<課題設定>ミスが自己分析頓挫の原因につながる
課題にすべきことや課題の順番が間違ったままだと、望んだ結果に近づけないことがあります。
例えば自分はよく迷子になったので、このことを物理的にも経験しています。迷子になっているときほど正しい道っぽいところにとりあえず向かってしまいますが、動く前にまずはどこに自分がいるのか正しく理解するべきです。
何を課題と捉えるかによって自分の行動と結果が変わりますから、思いついた課題をとりあえずやってみることも大事ですが、もっと大事なのはやってみた後です。
この自己分析ワークフローに沿って行うと?
自己分析に欠かせない課題認識と課題設定を修正して進めることで、うまくいきます。
思考の順番と「自分がよく分からない」人の自己分析を具体的な例で紹介します。
この順番で進めればOK
「①課題発見→②課題深堀→③課題(再)発見→④課題原因仮設立て→⑤原因解決策提案→⑥吟味→⑦実践→⑧振り返り→①課題発見→」
①②を行き来して自問自答するだけで<課題認識>の精度が増します。
課題がこれだと認識したら、④で課題の原因を探り⑤⑥でどんなアクションをとるかを具体的にします。そして実践して感じたことを確認し、新たな課題を見つけます。
下記の図をご覧ください。ポイントは線で結ばれているところは進んだり戻ったりして認識を改善していくところです。どんな道のプロも実行分析改善のサイクルをものすごいはやさでまわしています。
自分がよくわからない人の自己分析例
①自分がよく分からない(これが課題)
多くの方が自分がよく分からないことを課題と認識するのではなく、その先のことを課題にして自己分析を進めてしまいます。その先っていうのは例えば転職先。どこに転職しようかって考えて自分に合うところは~って自己分析をしようとしますが、「自分がよく分からない」っていう状態を無視したままやってもモヤモヤしておわります。
②自分の何がよく分からない?(深堀り)
一回目に出てくる課題は大体形が荒いので、これまたモヤっとしています。(人はそもそもイメージできないことから遠ざかる傾向にあるので、自己分析が進まなくなってしまっても変じゃないです。)
形が荒いので、ここで一歩踏み込んで自問自答をします。これで思考の焦点をしぼります。
③自分がやりたいことが分からなくなっている
質問によって、何が分からないのか自分の中で一歩具体的にしました。③まで進みましたが、ここで②に戻ります。
②わからないやりたいこととは仕事?
③趣味も仕事もやりたいことが分からない、見つけられない
やりたいことって言っても、どのジャンルのやりたい事か定まっていないだけで人は決められません。しかし、絞ってしまえば思考がはかどります。2回自問自答しただけで、「自分はやりたい仕事と趣味が見つけられないということはわかりました。②へ戻り。
②以前はやりたいことがあったかな?
③前はあったけど、なんだったかよくわからない
前にはやりたいことがあった可能性がみえるのは、やりたいことが分からないと思っていた点です。そこから以前やりたいことがあったかを自問しました。仕事をしてから、叶わないやりたい事なんて考えていると辛くなるからやりたい事を忘れる人がいます。質問の堀りだしによって、やりたいことあったけど、忘れてしまったことがわかりました。
②どんな時に楽しかったりやりがいを感じる?
③ほめられたとき?できなかったことが出来たときかなあ、あ最近そんな経験してないかも
感情を殺すことになれてしまっていることが前の質問によって判明したので、気持ちをを呼び起こすためにこんな質問をしました。これによって気づきがありました。
②最近挑戦したことは?
③ない、会社入って嫌なことがあってから挑戦しなくなってたことに今気づいた。
ここまでで、課題と原因、そして対策のキーとなる気づきが生まれました。
「挑戦」「達成」「承認」
③挑戦しなくなったことによってやりたいことが分からなくなった
④会社に入って嫌なことが起きて挑戦しなくなった
⑤確かに会社に入ってからやりたいことが分からなくなったが、会社に入るまえも嫌なことはあったな。「やっても報われない」ことが積み重なってしまったことが原因ぽい。
一度仮説を立てることによって、果たしてそうなのかを過去の記憶をたどって検証することが人にはできます。④で立ててみた仮説によって⑤がわかりました。
⑥日々挑戦してみたい事をメモしてみる、うらやましいと思った人の特徴とやっていることをメモしてみるのはどうだろう?
⑤日々挑戦してしてみたいことを日常で探してみるのはありかもしれない。とりあえず何でもいいから見つけて、習慣にしてみるか
⑥挑戦してみたいことをメモする習慣化
提案→吟味→提案によって、より適切な課題設定になりました。自分で納得したことは頑張ろうとせずともやりたくて行動します。
⑦実践
⑧振り返りしてみた結果、自問自答だけでもじぶんの理解を深められたけど、やってみたいことをメモし続けてみたら何でこんなことで悩んでたんだって思うくらいやりたいことがどんどん生まれてきた!
①もっと深堀りしてみる必要がある、そのためにいろんな事してる人に会う(課題発見)
実際にやってみた結果を振り返り、自分の理解度を確認することが出来ました。また課題発見にたどり着きましたが、以前の課題発見時のレベルとは全く違います。一見同じ道をたどっているようで、らせんのように進んでいます。
自己分析って一人では無理?
どうすれば例のように進んでいけるか
答えは的確な気付きを与えるきっかけをくれる”自分だけのメンターを作ること”です。
メンターの作り方は2つあります。
1つはなりたい理想の自分をメンターにすること。
2つ目は本当のキャリアアップを手伝ってくれるゲキサポというサービスを通してみつけることをお勧めします。
このサービスは、一人ひとりに先ほどの自問自答のような質問を的確にして自ら答えを出すために導いてくれる方たちの力を借りられるのが特徴です。サービスの責任者である岡千尋さんは”箱入り娘”だった方で泣くほど転職で悩んだ過去があり乗り越えてきています。
6年前(24歳)
転職するかしないかで
泣き悩み続けていた私。今では可愛げもなく
即決できるようになったけれど。それだけ20代でどう過ごすかは
人を変えるし
自分が「何が欲しいのか」
考えていれば
決断で悩むことも少なくなるチャンスは一瞬で過ぎ去るから
掴める自分でありたいなあ😊 pic.twitter.com/3vOudZDV44— 岡 千尋@そうだんドットミー・ポジウィル(大阪⇆東京) (@bln49980) January 14, 2020
2020年は挑戦できる自分にするという目ゲキサポポのおかげでマインドから変えることができてる気がする!
一年前までは絶対に思えなかったから嬉しい😊#ゲキサポ
— あ (@wattttu0108) January 23, 2020
一人で悩んでいて、今の自分がもうだめだと思っている方は特にぴったりなサービスです。
どうにかしたいと思ったらとりあえず相談をしてみることが第一歩