心身をすり減らすことが日常的にあると、バーンアウトにつながり毎日が嫌なことの繰り返しという悪循環な生活にループします。
今回は、たとえ嫌なことが重なってもだれでも自分で気持ちを落ち着かせる【認知科学に基づいた】処世術を紹介します。
テニスは技術よりもメンタルのほうが試合結果を左右することが非常に多いです。私は小学生のころからテニスクラブに所属していて、最初は中々かてませんでしたがモチベーションや気持ちをコントロールする方法をコーチや実戦で教えてもらってから数々の大会で優勝したり入賞するようになりました。
職場がちょっとでもおかしいと思ったら、転職コンサルタントに相談することをお勧めします。環境は自分だけではどうしようもないからです。
私は内定先の研修に何度か参加してからコンサルタントに相談して内定を辞退しました。結果的に所謂ホワイト企業に移ることが出来たので、自分の違和感を信じて早め早めに行動するほうが時間を無駄にせず精神的にも楽です。
目次
1.メタ認知を活用し気持ちを落ち着かせる
自分の物事の捉え方を客観的に知っておく方法をメタ認知といいます。これをすると余裕が生まれ、冷静になれて気持ちも楽になります。トッププロアスリートってプレイ中に自己分析を高速回転させていて、「あの時こうだった次はこうしたい」など試合後のインタビューで教えてくれますよね。
客観的に考えられると冷静でいられます。テニスの試合中、自分のミスしたことに目を向けてしまうと途端にミスが怖くなりネットにボールが突き刺さるようになります。ミスをしたときの自分の打ち方やポジションを客観視すると冷静に対処することが出来ます。
自分の嫌な気持ちに対しても客観的になれると、他人の恋バナを聞くレベルに冷静処理・対応が可能になります。メタ認知を活用するとまさに別人という言葉がしっくりきます。
メタ認知のやり方やタイミングについて
一番シンプルなのは感情的になったときにすぐに自分を客観視することですが、感情的になった瞬間に自分を別人のように観察するには慣れが必要です。
まずは、覚えている限りの嫌なきもちになること・おかしいと思うことについて書いて、似ているパターンをみつけましょう。書くことで強制的に客観視が出来てついでに記録に残るので思い出すのが簡単になります。
書き方
状況・事象・感情・ツッコミ・書いてみて思った感想を文字に起こします。
例えば「すれ違いざまに肩ぶつかってイライラした場合」
電車の乗り換えに急いでいた時、肩が知らない人とぶつかってこっちがすみませんて言ったのに、向こうが舌打ちしてきて、すごくむかついた。ソコ舌打ちじゃないよね!
自分が急いでいるときは気持ちに余裕がなくなって他人の行為にイライラしやすいのかもしれない。また、人に迷惑をかけたらちゃんと謝ることができるんだ自分は。次はぶつかった瞬間に自分からイライラしてみよう。
様々なところに、簡単に客観視する仕組みを盛り込んでいます。
特筆したいこと
感情的になったことに対して、ツッコミを入れることで気持ちの爆発を抑えて冷静になりやすくなります。また、書いてみて思った感想を書くことでどういう時に自分が感情的になるのかだったり自分の価値観を別の角度から認識できるようになります。同じことでも角度を変えて理解すると脳科学的にも理解力や応用力が深まることが明らかになっているので、自分をコントロールするなんて余裕です。最後に、自分から意識して嫌なことに対してイライラすると笑えるくらいにイライラのレベルを自分で管理できるので、その感覚をぜひ身につけましょう!
メタ認知をやるタイミングは何かを感じた時すぐです。その間に自分が違和感を持つことを明らかにしておきましょう。感情自体は秒で薄れてしまうからです。
違和感を放っておくと、おかしいことに対して慣れて疑問を持たなくなっていってしまいます。「昔からこうやってきたから」というだけでずっと同じこなし方をしていて、それに対して意見を出しても変わらないことが続くと、言っても無駄だなと思うようになり意見しなくなりますよね。そうなる前にどういう時におかしいと感じるか明らかにしておくのです。
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2.なぜ嫌だと思うか自問し答えを出す
最初に感じた感情はいったい何なのか、そしてなぜそう感じたのか根拠を探ってみましょう。
この世界には主観と客観があります。感情は主観的なものです。自分にとって当たり前だと思うことと目の前で起きることにずれがあるとまず違和感を感じ、それがネガティブなものであれば<嫌!>と認識します。(ポジティブな場合はサプラーイズ)
大事な試合の前に、ビビる時だってあります。そんな時はなぜ自分がビビったり自信が無いのかを自問して根拠を探り、答えを出して対応していました。
好きなものに理由なんていらない派の私ですが、嫌なことに対してはなぜ嫌だと思うのかは明らかにするようにしています。その場で答えを出すことが重要で、その時あっているかどうかは重要ではありません。
やると絶大な実感がありますが、自分の気持ちを知るこの作業自体は大変地味なので、だれかとやったほうが良いです。一人だと飽きやすいからです。
作業の相手は秘密が守れて互いに率直なフィードバックが出来て、言い争うことがなく、ある程度距離感のある人を選ぶべきですが、なかなかそういう方はいないので仕事に関しては私は無料の転職コンサルタントを活用していました。
3.自分事として捉える癖をつける
怖くても・怖いからこそ一度自分事として捉える
そのたびに適応力が高まっていきます。またどこまでが自分の問題でどこからが自分の問題ではないのかがわかるようになるので、不要なことで精神を削ることが無くなります。
仕事で嫌だと思うことや違和感を持つことの大半はじぶんがやらなくていいことをやらされたり、自分が無駄だと思うことをやらされるときです。
文句を言いまくる人の心理
それは現実逃避です。受け入れるべきこととわかっているからこそ、受け入れられないことに対して感情が高まって、逃げたくなります。様々な理由で物理的に逃げられないから代わりに文句にします。
逃げることはまったく悪いことではありません。自分の中でどうしようもないことに対しては、立ち向かっても報われることはないからです。ですが、二度と苦しみたくないのであれば嫌なことが起きてそこからすぐに逃げるのではなく、見極める必要があります。文句を言い続けて変わるのは時間だけですからね。
仕事で悩んでいる方の多くは自分の中でできることと、自分ではどうにもできないことの区別が出来なくなっている状態にあります。
4.チャンスを見つける
先ほどまでは、嫌なことを最小限にするためのアプローチでした。
このポイントでは、チャンスをいかに拾うかという視点にもっていきます。そうすることで、さらなるキャリアアップを望めます。
問題に対して他にも困っている人はいないかを考えてみることがチャンスにもなるし嫌なことに向き合う力にもなります。
人は自分に関係ないことや意味のないことに対しては頭を働かせることを苦痛に感じます。向き合いたくないことに向き合う時、その先に自分や関わる人のためになる前提で頭を使おうとすると驚くほど前向きに思考が働きます。
仕事の根幹は誰かの<困った>をアプローチすることにあります。社外であっても社内であっても、<困った>を少しでも減らしていったり、誰かの代わりに嫌なことをやってあげると便益をもたらします。人のことなんて考えてあげられないよと思うかもしれませんが、誰かのためにと考えることで、ストレスへの態勢や自分自身の心の安全が改善されることが既にわかっています。
嫌なことであっても乗り越えられたら多くの人のためになる、もしそう思えそうなら乗り越えるための策を、正しいかどうかは忘れて講じてみることが精神を安定させていきます。
素早く適応する力は大きな付加価値になります
実際に新卒で入った会社でも、失敗や苦労に対しての工夫や改善の取組みについて質問をされたと思います。問題をいかにチャンスに変えるかという視点を日常的に鋭くしていくことによって、嫌なことから逃げるしかなかった自分がチャンスを見出そうとしている自分になることができて精神的にタフになるだけでなく、キャリアアップ挑戦時に癖付けておいてよかったと思う日がきます。
転職しようと思ったときに、引っかかるのが自分の経歴や長所、実績です。人間自体が変化に弱いので適応力は侮れないほどに付加価値になります。ぶっちゃけ仕事は協力プレイ前提で、問題を解決できればやり方はほぼ何でもよいので、適応力は自分で磨けるところなので磨いて、あとは協力してもらいましょう。
行動は早め早めが大事!
行動自体を早くするのではなく、行動するときを早くすることが大事です。
鮮度のあるうちに、率直な気持ちの望みのあるうちにすぐ動くことが肝要です。すぐに行動すべき理由は脳がやらない理由を無理やり作り出してあなたをだますのを防ぐため。
惰性で行動選択することほど、無駄なことはないと私は強くおもいます。キャリアが出来てからキャリアアップを考えるのも選択肢としてありますが、10年で100年分進むこの時代では乗り遅れてしまいます。わからないからこそ、知ってみる。知ることで世界が広がります。
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