自己分析

他人と比べるのは悪いことじゃない【比較の仕方を知ろう】

今回は、定量分析の考え方をもとに適切に何かと比べる技術を紹介します。

 

イッチー
イッチー
人と比べないようにしたいけど、やっぱり比べちゃう・・
アッポー
アッポー
比べるのは悪いことなの?

 

比較とは、比較対象の違いや共通点を分析することです。決して優劣をつけるものでも、自分を落ち込ませるものでもないです。

そこで、誤った比較をしないために定量分析からヒントを得ましょう。

定量分析とは

定量データ(数字)を用いて客観的に物事を分析することで、5つのポイントに分けて、物事を比較します。

たいてい人と比べて落ち込むときって、あらかじめ自分が落ち込むというエンディングを想像したうえで、主観的に都合よく自分が劣っている部分をピックアップして、ほら自分てダメなんだと結論づけようとするのです。

主観的な要素を用いた人間らしい分析(定性分析といいます)も比較に使うことは可能ですが、主観と客観のバランスをとる必要があります。

イッチー
イッチー
主観的な比較と客観的な比較があるなんて知らなかった

客観的な分析:5つのポイント

5つのポイントとは大きさ、ギャップ、トレンド、ばらつき、パターンです。ひとつづつ見ていきましょう。

 

ポイント1.大きさ(インパクト)

これを分析する意味ある?この観点から分析する意味ある?
という問いを持って分析するのがポイントです。分析はあくまで手段ですが、手段が目的になってしまいやすいです。一見すごくても意外と大したことない点を分析しても効果がうすいので、意味のある分析をしているか?という確認をする目を持ちます。

例えば新型ウイルスの感染者がAの国では5人でBの国では100人だとします。一見Bの国が多いかもしれませんが、Aの国が40人検査した中で5人だったのと、10000人検査した中で100人だったとしたらどうでしょう。感染者数による比較の意味はあるのでしょうか?と思いますよね。

ポイント2.ギャップ(差、共通点)

物事の違いや共通点を知ることで、特徴の理解が深まります。目標となる物事を対象に比較をすることで、自分の現状を理解できたりギャップを埋める力になります。あの人と比べてもあの人になりたいわけではないのなら、比較対象を変えましょう。

ポイント3.トレンド(流れ)

時間軸で比較を行い、変化を捉えます。どの時間軸でも一貫した傾向があるか、どこかで変化が起きたか、特異点があるかを追っていくのです。例えば年収。有名人でも実業家でもいいので年齢ごとに見ていき急に上がったところがあったら、なぜそうなったか追っていくきっかけを見つけられます。

ポイント4.ばらつき(分布)

要素のばらつきや偏りを知ることで、目標に近づくためにすべき行動を見出すことが出来ます。聞いたことがあると思います、パレートの法則。自社の製品の二割が売り上げ全体八割を占めている、というものです。意味の大きいことに力を注ぐことが出来ます。

仕事のできるあの人と自分の比較をするとしたら、それぞれがどんなことに注力してどこに手を抜いているのかをばらつきを見極めることで、このポイントを抑えることが出来ます。

ポイント5.パターン(法則性)

比較対象を見ていく際に、それぞれにきまったパターンやルールがないかみることで、違いを明確にすることができます。目標と自分を比較しているとしたら、パターンや法則性を取り入れることで、自分がこのままだとこうなるとか、ああしたら目標と法則性が近くなって改善できそうなど、予測や対策がしやすくなります。

比較の注意点

箇条書きで、注意点を列挙します。

・ポイントをそろえないと意味がない
→例えばスマホAとBを比較するとして、Aのバッテリー時間を体感で確認して、Bのほうをカタログに書いてあるもので確認して比較しようとするのはずれていますよね。

イッチー
イッチー
関係ない人を比較しても意味ないね

・比較する目的を明確にすること
→何のために比較するのかわかっていないと、ただ人を傷つけたり優劣を図ろうとするだけになってしまいます。

・やらなくていいことはしない
→いろんなポイントを設定して比較することが可能です。比較するポイントが多いほど良いというわけではないです。大事なのは目的にあったポイントを分析することです。そのためにはやらなくていい比較はしないと割り切りましょう。そもそも比較する必要ある?という疑問は持っておくべきです。

キャリアアップにどうやって生かす?

目標が決まっている場合、比較を扱うことでその目標に近づきやすくなります。比較を行うと対象の違いや共通点を客観的に把握できるので、あの人みたいな生活をするにはどうしたらいいかを冷静に考えてアクションをとることが出来ます。(比較→行動まで、アクションを必ず取らないと意味はないです。)

実際に自分は、こんなことが出来るようになっていたいと目標がわいてきたときにその目標を既に達成している人を比較対象にしています。

楽して楽しくチームワークを活かしてプロジェクトを達成したいと思っていたので、そんな人いないかなと過ごしていると見つかるもので、いくつかのポイントを比較対象と比較しました。比較したのは、言葉遣い、判断基準、困ったときの行動、仲間の数でした。

イッチー
イッチー
自分でポイントを決めるにはどうしたらいいんだろ

人の特性の比較のため抽象的な部分もありましたが「目的」を見失わずに細かく比べていると、こういう時に自分と違う発言をしている。じぶんならこんな声の掛け方をしていたが、あの人のほうが楽だとか、困ったときにすぐに誰かに相談している、ここは自分と違った、など見えてきて、じゃあどうすればいいかすごく簡単でした。

イッチー
イッチー
 比較しようにも素敵な目標がないとだめかも、今後どうしたらいいかわからない

キャリアについて誰かに相談してみる事

比較の結果自分には向いていないとか、どうせダメなんだと思ったりすることはあるとおもいます。新しい自分や今まで違う道に進もうかなと考えたときや一歩進んだとき違和感があるとおもいます。ただその違和感はあって正解です。なぜなら今までと違うことをしていくのですから。

あと一歩悩んで終わりにせず、だれか適切な人に話を聞いてもらうことで道が開けたという方を大勢見てきたのでまずはキャリアアップのコーチに相談してみてはいかがでしょうか。

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